後で分かったのですが、グルーヴ=リズムパターンという意味で彼は捉えていたようです。
リズムパターンと言い切ってしまうのは明らかに語弊がありますが、どうやら英語でグルーヴというと音楽のフィーリングを意味するようです。
”フィーリング”を意味しますので、僕達が普段グルーヴについて持っている考えである、”身体が動き出すような心地よいノリ”という意味は必ずしも含んでいないようでした。
そこで、グルーヴには2種類の意味がある、ということを考えました。
1つめが、彼の言っていた音楽のフィーリングとしてのグルーヴ。
これは、ドラム演奏に関するテクニックを含みます。ラテンならパラディドルができないといけない、サンバキックができなければいけない、ファンクならBPM110の16分音符を右手で刻み続けなければならない・・・。これらは非常に高度なテクニックであり、練習の積み重ねが必要です。
2つめは、良いノリを意味するグルーヴ。
こちらは日本国内でグルーヴとは?というと真っ先に思い浮かぶ意味だと思います。
これについては、テクニックは全然関係ないと考えています。
ゴーストノートなんかを全然使わないベタベタの8ビートでもグルーヴを感じることはできます。
ドラムの練習というと、1つ目の意味のグルーヴを鍛えるための練習が思い浮かびがちですが、2つ目の意味のグルーヴを鍛えるのも非常に重要だと考えています。
しかも、2つ目の意味のグルーヴは、ドラムセットの前に座らなくても、スティックを持たなくても出来ます。
プロドラマー(特に海外のトップドラマー)に、とてつもなく大きな壁を感じるのは、この2つ目のグルーヴが発達しているからだと考えています。(もちろんそれだけでは無いですが・・・)
このブログでは、テクニックだけではなく、2つ目の意味のグルーヴについても追及していきたいと思っています。

僕の大好きなドラマーの一人、Will Kennedy。画像だけでグルーヴしているのが伝わってきます。
nilla